横浜三中6期会


★牧陵会事務局からのお願い

年2回(6月、2月)発行している「牧陵新聞」をお送りし、

牧陵会活動への暖かいご理解と、活動への積極的なご参加をいただくため、

宛先が不明の会員の方々の現住所を確認する作業を進めております。

同期の方の現住所をご存知の方、あるいは、このリストをご覧になられたご本人から、

牧陵会事務局までご連絡頂ければ幸いです。

牧陵会事務局  

〒231-0027 横浜市中区扇町3-8-6

℡045-664-9020

e-mail  bokuryoukai@gmail.com

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故郷の地に立ちて少年時代を恋うるの歌

大久保 喜八

 紅顔の少年も、いつしか白髪の老人となってしまった。80を過ぎると、天上に去った友人も多く、元気で人生を楽しんでいる者は至って少なくなってしまった。
 母校を巣立って70数年、本牧・根岸の丘と海はすっかり変わり果ててしまった。同級生の交遊もあまり望めない。淋しい限りである。
   指折りつ、まだかまだかと夏祭り。
   横浜は嘗ての農漁村、根岸の生まれにて候。
   風を頼りの真帆、片帆。海の胡蝶が手繰り舟。
   田の面を飛び交う銀ヤンマ、後おば追うて子供達。
   げにのどかな時なりし
   磯の香りよ今何処、泳ぎし海は地の底に。
   世相は変わり棹させど、時の流れに術はなし。
   巨大なタンクが建ち並ぶ、コンビナートに目を見張る。
   丘は消え去りマンションが、ビルの谷間に風が吹く。
   すさまじ変われど今も尚。心の奥に生き生きと。
   歌の調べにさそわれて、歌えば懐かし幼な児に。
   一人去り又一人去り、故郷の友の面影いついつまでも
 旧友・佐藤栄之助君とは、神奈川区白幡地区に居住。共に老人会長として頑張って居ります。

【「牧陵会だより」(平成13年7月1日発行)】から転載

※ 編集部から
   現時点では、中学6期から投稿いただいた「最後のたより」となりましたので、ホームページに
  掲載しました。

(平成21年7月1日)